カノミナミ2019年1月7日
ご挨拶が遅れました!!!
明けましておめでとうございます。
昨年はアルジェリア後、ポッキリと更新ぜずに年を越してしましました。
昨年もこの後援会の皆様のご支援、また、スポンサーをしてくださっている、アスリート中華ダイニングイーチャン様、K-produce(Find-FC,アスカツ)様のご支援により、スペインのサテライト大会、アルジェリアのワールドカップ、に行くことができ、リハビリ、トレーニングなどもできました。
本当にありがとうございました。
これで結果を出すことができていたら本当に良かったのですが、思うような結果が出せず、ご支援頂いている皆さんに良い報告ができずに、本当に残念です。
今年はオリンピックに向けた勝負の年になります。ひたすら上を目指して努力するのみだと思っております。まだまだ足りないところは多いですが、今年もどうぞご支援ご声援のほど、よろしくお願い致します。
昨年は9月に復帰してから思うようにいかず、むしろ競技を離れていた時の方が希望とやる気に燃えていて、復帰してからは過去の自分との感覚的、実力的なギャップに悩まされました。
試合を重ねれば重ねるほど自分の現在の実力がよりクリアになってきてこのままではオリンピックに出られない、という焦りが積み上がっていきました。
アルジェリアは日本人最下位で、今まで勝っていた相手に勝てない、という現実的な問題に直面し、その後は卒論に追われ、また、手首の痛みの治療など、やるべきことはたくさんあるのに何からすればいいのかわからない、パンク状態でした。
アルジェリア後に、手術時に残ってしまった癒着を剥がす治療を受けました。治療に行くと、皮膚と腱の癒着、皮膚と神経の癒着など、手術で切った部分と下の組織がかなり癒着してしまっていることがわかりました。
その治療を一度すると、可動域が少し回復し、痛みも少し緩和されました。年末、二度目に行った時には小指側にほとんど曲がらなかった手首がかなり曲がるようになり、それに伴う痛みも軽減されました。
もちろんすぐに全ての痛みは取れないし、やり過ぎれば炎症も起きますが、少しずつ良くなっていると思います。
また、様々なご縁でリハビリの専門の方を紹介してもらい、そのリハビリに励むに連れて、手首の調子も良くなっていて、もともと持っていた腰痛も良くなり、希望を持って取り組んでいます。
去年の年末はこのままフェンシングを続けてもいいのか、と正直とても悩みました。
就職先も決まっていて、アスリート社員として採用してもらったのに、このような状態でアスリート社員としての責任を果たせる自信もなかったし、このまま続けても負け続けるのではないかという恐怖で試合が本当に怖かったです。試合に出るたびに、全力で戦っても勝てない現実を受け入れられず、でも、まだできるという可能性すら感じられない状況で、試合で戦うことも、全力でフェンシングに取り組むことも、練習でボコボコにされることも怖くて、だからと言ってフェンシングを手放すことも怖いし、続けることも怖くて、選択できませんでした。
そのような状況の中で、多くの人に励まされても、「頑張ります」の一言が嘘をついているように感じられて、どうしてもその一言を言えず、頷くことしかできませんでした。
このHPも何度も書きかけましたが、「次は頑張ります」とその一文をどうしても打てなくて頑張れそうもないな、という思いが大きくて更新することもできませんでした。
今まで15年フェンシングをしてきて、私は本当に多くの怪我をしてきましたが、こんなにも精神を削られたのは初めてだったし、今までの問題は自分が努力すれば解決する問題だったのに、自分ではどうしようもない痛みと、手首の動きの不自由さで本当につまずきました。
こんなことで引退したくない、と思いましたが、勝てないのに続けるのは自分が苦しいだけだと、葛藤が本当にありました。
選手である以上、結果を出してこその世界ではあります。
しかし、そこに固執せずに、焦らずに頑張って欲しいと、応援をし続けて下さる、会社の方々、スポンサーの皆様、後援会の皆様、高校のOBOGの皆様に支えられ、また、私の手首を治そうと多くの方々が動いてくださり、「私が頑張らないと」と思え、また前向きに立ち上がることができました。
今年も始まり、年末年始は完全に肩の力を抜いて過ごせました。
年末の28.29は秋田で練習がありましたが久しぶりに楽しくフェンシングができて、もちろん負けたら悔しいけれど、勝つのも負けるのも楽しい、そんな合宿でした。
秋田の方々もおもてなしをしてくださって、美味しい比内地鶏、きりたんぽなども食べ、とてもリラックスできた合宿でした。
1/2には毎年恒例の出身高校、仙台三高フェンシング部のOGOB会もあり、また女子は私一人でしたが(私の4つ上の代から男女共学高校になったため)、とても楽しい時間を過ごせました。次回は女子を三人くらい呼びたいです笑
宮城では美味しい牛タンも食べて、久しぶりに父とじっくりフェンシングの話もできて有意義な時間を過ごせました。
1/4から練習が始まっていて、明後日の9日からはまた1ヶ月の海外遠征が始まります。(ポーランド→パリ)
前途多難な状況は大きく変わったわけではありませんが、自分の気持ちが変わることが大きいのかな、と思います。
「勝ちたい」とまた思えたし、「頑張ろう」と思えるようになったことがまずは一歩かな、と思います。
今年はオリンピックに直接関わる勝負の年、最後まで諦めないで、どんなに厳しい状況でも、誰しもが無理だと言っても、最後の最後まで食らい付いて頑張ろうと思います。去年一年間、図らずも鍛錬された精神力を活かす時だと思っています!
皆様、こんな私ですが、今年も、今後もよろしくお願い致します🙇♀️🙇♀️🙇♀️
皆様にとっても最高の一年になることを願っています!💪💪💪