カノミナミ2016年4月29日
今回の世界選手権は12位という結果で(去年はベスト8に入れていたので)ランキングを落としてしまう結果となりました。また、若いチームで臨み、世界の選手との実力差が結果として見えた試合でした。
ただ、個人的には収穫のある試合になりました。アジア選手権からすぐの試合でしたが、逆に試合の感覚が消えないうちにまたレベルの高い試合に臨めたので良かったです。
前回今回とフェンシングを楽しんでできたのが大きな収穫でした。世界ジュニアを始め、昨シーズンまでは結果にこだわり常に追い込まれた状態で試合をしていました。しかし結果に重点を置かず、自分のレベルアップのために一試合ずつ貴重に思って戦うと、変に緊張せずのびのびでき、また、その雰囲気を楽しむという緊張感でプレーできました。
フェンシングが楽しいからもっと強くなりたいと思うし、もっとフェンシングに時間を割きたいと思うようになりました。やらなければならないという姿勢からやりたいという姿勢に変わったのは自分でも大きな変化だと思います。
試合続きで体調も壊してしまったので、また来シーズン、5月17日からのドイツの試合に向けて休養、トレーニングを積極的に行っていこうと思います。
今シーズン本当にたくさんのご声援、ご支援ありがとうございました。最後まで思うような結果は出ませんでしたが、まだまだ東京五輪に向け、前向きに取り組んでいこうと思います。これからも応援よろしくお願いいたします!
追伸
リオはとっても暑く、予選会場は空調が壊れていてものすごく暑い中で試合しました。立っているだけでも汗が止まらず、みんないやいやユニフォームを着てフェンシングをしていました。
ホテルの前は海がとても綺麗でした。
オリンピック会場はもう完全に建物ができていてフェンシングの会場も素敵にできていました。
フェンシングのオリンピック会場
選手村
メインスタジアム
周辺はまだ工事をしているところが多くこんなペースで大丈夫なのかと心配にはなりましたが、何とかなるでしょう!
ここに来たかったという思いが一層強くなり、東京五輪のイメージも少し沸きました。やはり街全体が大きく変わっているところやセキュリティが本当に厳しいことを実感するとその大会の大きさが本当に感じられました。今回ここに来てそのような雰囲気だけでも感じられて良かったです。