カノミナミ2016年11月13日
東京墨田区で10月に国際大会であるU23が行われました。
結果は個人ベスト8、団体優勝でした。
個人戦は優勝を狙っていましたが、中国のFU選手にぼろ負けしてしまいました。今年のアジアジュニア選手権の団体戦で対戦経験があり、苦手だと感じていた相手でしたが、その先入観が強すぎて、プレーにまで影響が出たのではないかと思っています。
試合後ビデオを見ると、自分が想像していた動きではなく、誰か他の人の試合を見ているようでした。それはつまり、自分の頭で考えている動きと、実際動いている動作、感覚に大きなズレがあるということです。
もちろん完全に一致するレベルではないにしても、今回の試合はその感覚のズレが本当に大きくて、(自分の前に出る動作の)一歩が自分の思っている大きさの3倍くらいだったことには本当に驚いて、ビデオを見ていて、自分の試合なのに「そりゃ負けるよな」と思うような試合でした。
試合中は冷静になろう、と考えてもいたし、焦るなとも唱えていました。しかし、実際はその状況がすでに冷静ではなく焦っていて、結局は自分のことしか考えられない状況で、相手の技や状況に対しての対策やプランなどが全くない状況だったと振り返りました。大いに反省しなければならない試合でした。
そこから2日間空いての団体戦でしたが、もともとのメンバーだった選手が体調を崩してしまい、急遽私と同い年の小巻(菊池小巻選手)に選手交代になりました。それまで東姉妹と久良知さんと私の4人だったので、比較的静かに穏やかに過ごしていましたが、小巻が来た瞬間、話も笑いも止まらなくなり、一気に精神年齢が5歳くらい下がったような賑やかさでした。
しかし、団体戦ではそのチームワークが功を奏し、それぞれがそれぞれの場面でやるべきことをやって、韓国戦も中国戦も序盤はリードされる展開でしたが、ちゃんと“団体戦”をして点数を積み重ねられたと感じました。
また、最後の中国戦は、個人戦が終わってから反省文を書いたことが活きて、個人戦で敗れたFU選手とも良い試合ができました。さらに最後は運も味方してくれ、優勝することができました。
今回の試合は各国トップ選手が出場し、思っていたよりもレベルが高い試合になり、大きな経験にもなりました。このレベルの中団体戦で優勝できたこと、自分の満足する試合ができたことは大きな収穫でした。
表彰台の一番上に上がって君が代を聞いた時、優勝と二位では満足感が全然違うし、優勝の価値と味がわかったような気がしました。それと同時に、試合は勝ってこそ経験値が上がるなと実感しました。
今大会には三高のOBOGの方々、フィジカルを見てもらっている平岩さん、早稲田の先輩が応援に来てくださいました。平日でお忙しいところありがとうございました。
今後も自分自身のレベルアップのために精進します。次見てもらう時は満足してもらえるくらいのプレーをできるように頑張ります!
本当にありがとうございました!!