カノミナミ2017年3月21日
昨日無事帰国しました!
今回は15位と今までで最高の結果でした。が、今は悔しい思いが本当に強いです。
今大会は前大会の反省を活かし、強化すべきところをピンポイントで徹底的にやれるところまでやって臨みました。結果を出せるという自信ではなくて、自分のやるべきこと、“自分のフェンシング”に自信を持って臨めた試合でした。
予選は4勝2敗でした。
最初の1試合に勝った後、2試合連続で負けてしまいました。しかし、何のために来たのか、自分は何をすべきなのかを冷静に考えると、相手に突かれたくないと思うあまり”恐怖心でやるべきことができていないし、やりたいことにトライできていない”と思いました。
そして“私のやるべきことは、今できることを全力で必死にやるだけなんだ”と思ってもう一度気持ちを切り替え、集中して臨みました。
そうすると、その後の試合は競っても気持ちで負けず、恐怖心を捨てて勝ちきることができました。
最初からそのように考えられなかったのは、その考えが自分の考えの習慣になっていなかったからでした。練習から常にその考えを忘れず、そのように考えてプレーできるように頑張りたいです。
その日は予選トーナメントが1試合あり、なんとか勝ち、翌日に進みました。
今回の具体的な目標は『2回戦を戦いきること』でした。そのための体力強化、また、試合前後の食事、とできる準備はしてきました。だから絶対できるという確信と、これでどこまで戦えるのかという期待と楽しみもありました。
初戦はロシアの選手で、今まで勝ったこともなく、フランスのワールドカップの団体戦ではかなり大差で負けた相手でした。ただ何を言おうと対戦相手は変えることができないし、対戦するからにはもちろん勝つか負けるかなので、掲げた目標を達成するためには”もう『勝つ』という答えしかありえない、死ぬ気でやろう”とおもい臨みました。
一瞬の油断や気持ちの緩みが本当に結果に直結するので、リードしても最高に集中して、最初から最後まで集中して戦い、勝つことができました。
そして課題の2回戦、韓国人の相手でした。
ここは絶対フルで戦い切りたいと思い、最初から集中し、全力で戦いました。3セット目の前半まではかなり動けて戦うことができました。しかし後半10対5でリードしていて残りの時間が少なくなったところから相手の猛攻が始まり、10対9までまくられてしまいました。焦りで力が入り、スタミナ切れにならないように意識していた呼吸も意識できなくなり、ほとんど息を止めてやっていました。するとすぐに疲労を感じ、かなりバテてしまいました。もうここまできたら絶対勝ちたい、気合だ、と思って、もうとにかく必死で戦いました。なんとかその試合を15対11で勝つことができました。
そして、ここまできたら次も絶対勝って8に入りたい!と思い、次の試合に臨みました。
しかし自分ではかなり足を動かしているつもりなのに、自分の勝負できる間合いに全く入ることができず、剣操作もかなり荒くなってポイント精度とパフォーマンスが一気に落ちたのを自分でもやっていて感じました。気持ちは戦闘モードなのに体が言うことを聞かず無理矢理動かしている感じで繊細な動きが全く出来なくなりました。
最後はかなり情けない試合をしてしまい、ベスト8のチャンスを掴みきれなかったのが本当に悔しくて悔しいです。しかしそれと同時に今の自分の実力であるとも感じました。
また最後の相手は左利きだったので左の対策と練習もしっかり行いたいです。
今回の遠征を踏まえて次回ドイツ大会までに強化すべきこと
・ 体力(筋持久力・心肺機能強化、呼吸)
・ 左利きの対策
・ 戦略
この3点に重点を置いて、次回はもう一段階レベルアップした自分になって確実にステップアップし、結果が偶然だと言われないよう、しっかりと一歩ずつ地に足をつけて確実に前進したいです。
今回は目標の重要性、また、自分の限界を知るとても良い試合でした。本当に本当に!悔しいですが、この悔しさをバネに一日一日絶対にレベルアップして強くなりたいし、メダルを獲りたいです!
今回も応援してくださり、試合後もメッセージを下さった方々、ありがとうございました!
まだまだ進化する私を見せられるように帰国後も地道に練習に打ち込みます。
いつもありがとうございます!
初めてアメリカに行きました🇺🇸
今回はカリフォルニア州のロングビーチというところで試合をしました。
アメリカは全てが大きくて建物から建物まで移動するにも広く、アメリカの壮大さを感じることができました。
また、毎日いい天気で風が気持ちよく時間がゆっくり流れているような、道を歩いているだけでリラックスできるような、そんな素敵な所でしたー😍😍😍😍